3/28/2007 SiliconValley.com より
〔記事概要〕
2009年に放送停止となるアナログテレビ放送。デジタル化されることで画像が鮮明化し、電波利用の効率が上がるとされるが、一部の視聴者はデジタル放送を受信できないまま放置されてしまうのではないかと議会で危惧されている。
アナログ放送の停止は2009年2月17日の予定。従来型のアナログテレビでデジタル放送を視聴するためには、60ドル程度のデジタルコンバータが必要となる。議会からは政府がテレビを破壊してしまったと非難する声すらあがっている。2005年6月時点で米国内のテレビ所有世帯数は1540万。それらがアンテナ交換やケーブル・衛星の導入を必要とすることになる。しかし、大量に必要となる安価なコンバータの供給は充分ではない。
議会は一般家庭のコンバータ購入を補助するため15億ドルを予算化。2008年1月から2009年3月31日の間に、全ての家庭がコンバータ2台分のクーポンを入手できる。メーカーからは充分な台数を確保できるとする一方で、小売店の店頭に揃うかどうかは定かではない。
〔考察〕
アナログ放送終了に伴う受信不能者の救済は日本でも同じはずだが、あまり真剣な議論が聞こえてこず、しょうもない宣伝ばかりが目に付くのは気のせいか?デジタルテレビの導入者からは画像がきれいで良いといった話も聞こえてはくるものの、私自身いまだに導入の意義が理解できないのは、頭が悪いのか?
結局のところその意義は電波の利用効率の向上による資源確保にあるのは明白で、その恩恵をこうむるのは事業者であり利用者ではない。大して面白くもない番組を視聴するためにそれほど高精細な画像が必要とは思えず、そのために費用負担させられるのもたまったものではない。これを機会にテレビを完全に切り捨てる、というのも一案か。 また、地方だけでなく都市部においても難視聴地域が多数にのぼると見込まれるにも関わらず、その実態は明らかではなく、各地の共同受信設備はどの程度の費用で更新できるかもわからず、補助があるかどうかも不明。そんな状況下で宣伝ばかりが先走る放送業界の姿勢には疑問がある。他人には説明責任を求めつつ自分たちは何もしないそのご都合主義といわれても仕方ないのでは。
03/19/2007 SiliconValley.com より
〔記事概要〕
デートはオフラインでもオンラインでも簡単なことではない。障害者なら尚更である。
ある線維筋痛症患者の女性は、出会い系を試してみたが、結局あきらめざるを得なかった。症状が出るとひどく痛む彼女を支えられるような出会いは得られなかったのである。また飛行機事故で脊椎を損傷した60歳の男性は、数年前に夫人を亡くしたが、その後他の女性を知り合おうとしてもその機会はなかなか得られなかった。この二人が、障害者同士の縁結びを専門とするウェブサイト:
Dating4Disabled.comで出会うことができた。
このサイトでは多発性硬化症、脳障害や麻痺、身体の一部切断、うつなどといった様々な障害を持つ人6000名が参加して、デートの相手を探している。運営しているのはイスラエルのテルアビブに本拠をおくInterdate社。同社は障害者のオンラインコミュニティを作ることを目的としてこのサイト運営をはじめたとのこと。
会員6000名のうち3000名は米国在住とされている。会員資格は無料。
〔考察〕
情報技術の高度化は様々な障害者にとっても社会参加の機会を拡大する手助けになっている。
出会い系は様々な問題が指摘されているサービスで、それは米国でも同様だが、一方でこうした形でほうっておけばなかなか出会いの機会が無い障害者にそうした場を提供することができることとなる。
日本でこうしたサービスを提供できるかというと、興味本位や悪意のユーザをどのように排除し安全を確保するか、逆に差別と受け取られないかといったリスクが極めて大きく、少々疑問と言わざるを得ない。妙なことで大きな話題とならぬように静かに育てていかねばならないサービスということになろうが、極めてプライベートなことに立ち入るサービスだけに、根気と慎重さ、高いモラルと何より幸運が求められることになる。