03/19/2007 SiliconValley.com より
〔記事概要〕
デートはオフラインでもオンラインでも簡単なことではない。障害者なら尚更である。
ある線維筋痛症患者の女性は、出会い系を試してみたが、結局あきらめざるを得なかった。症状が出るとひどく痛む彼女を支えられるような出会いは得られなかったのである。また飛行機事故で脊椎を損傷した60歳の男性は、数年前に夫人を亡くしたが、その後他の女性を知り合おうとしてもその機会はなかなか得られなかった。この二人が、障害者同士の縁結びを専門とするウェブサイト:
Dating4Disabled.comで出会うことができた。
このサイトでは多発性硬化症、脳障害や麻痺、身体の一部切断、うつなどといった様々な障害を持つ人6000名が参加して、デートの相手を探している。運営しているのはイスラエルのテルアビブに本拠をおくInterdate社。同社は障害者のオンラインコミュニティを作ることを目的としてこのサイト運営をはじめたとのこと。
会員6000名のうち3000名は米国在住とされている。会員資格は無料。
〔考察〕
情報技術の高度化は様々な障害者にとっても社会参加の機会を拡大する手助けになっている。
出会い系は様々な問題が指摘されているサービスで、それは米国でも同様だが、一方でこうした形でほうっておけばなかなか出会いの機会が無い障害者にそうした場を提供することができることとなる。
日本でこうしたサービスを提供できるかというと、興味本位や悪意のユーザをどのように排除し安全を確保するか、逆に差別と受け取られないかといったリスクが極めて大きく、少々疑問と言わざるを得ない。妙なことで大きな話題とならぬように静かに育てていかねばならないサービスということになろうが、極めてプライベートなことに立ち入るサービスだけに、根気と慎重さ、高いモラルと何より幸運が求められることになる。