03/10/2006 San Jose Mercury より
〔記事内容〕
GoogleがUpstartle社を買収する。Upstartle社はオンラインワープロ:Writelyの開発元で、サービスはGoogleのサーバに移行される。これにより、Googleはこれまで以上に激しくマイクロソフトと競いあうことになる。
当面、全世界に4億人のユーザがいるというワードを有するマイクロソフトにとって、Googleの影響は小さいと思われる。同社にしてみれば、Googleのワープロはごく小規模な同種製品の一つにすぎない。それでも一部の専門家はGoogleがマイクロソフトの競争相手として更に有力になると見ている。
Writelyはユーザがオンライン上で文書を作成・編集するツール。
マイクロソフトのワードとの互換性がある。現在は無料で使用可能。Writelyそのものは珍しいものではなく、JotLiveやWriteboardといった同種のワープロが存在する。このため、今後Googleが提供するであろうWritelyのサービスが果たして魅力的なものになるかどうかは未知数である。
〔考察〕
Googleはオンライン上でのデスクトップ環境実現を指向している。メールやグループウェア、地図ソフトなどのラインナップは既に揃っていて、極めて重要な要素なのに無かったのがワープロ、表計算、プレゼンテーションといったオフィス関連ツール類。
Upstartle社は記事のとおり無料のオンラインワープロサービスであるWritelyを提供している。多人数で一つの文書を共有し皆で同時に修正できるのが特徴とされる。際だった特徴があるわけではないこのサービスも、Googleが買収するとなると俄然注目されてしまう。
こうなると次は表計算やプレゼンテーションか?同じ事を誰もが考えるであろうから、この際それらデスクトップツールに何かしらオンライン上の特徴みたいなものを付加しないと、次に買い取られるターゲットにはなりにくいのでは。考えようによっては、アイデアを考えてビジネスにつなげるという点で非常に物事を考えやすい状況になっていると言えるかもしれない。
起業の目標の一つとしてGoogleやAppleのような企業の嗜好に合わせた技術・商品開発が好まれるという話があるが、これだけ分かり易いと逆にベンチャー同士でも競争が激しいのかもしれない。